[レビュー]ハイビジョンビデオカメラにソニーが出した答え「HANDYCAM HDR-SR12」 - (page 3)

ソニー
内容:コンパクトサイズと手軽さで人気を博したDVDモデルから一転、HDDとメモリースティックを記録メディアに採用した、ソニーのビデオカメラ新モデル「HDR-SR12」が登場した。120Gバイトの大容量HDD、フルハイビジョン撮影と時代のトレンドを多分に盛り込んでいる。

便利な「顔検出」機能内蔵で人物撮影に強い

  • 3.2型「エクストラファイン液晶」を搭載している。“x.v.Color”に対応しているので、本体の液晶で適正な発色で撮影した映像を確認できる

 新たに撮影に重宝する新機能を搭載した。便利な機能なのでご紹介しよう。まず一つは、動画・静止画に両対応した「顔検出」機能だ。撮影エリアの中から、人の「顔」を検出し、常にその部分に対して最適な「フォーカス」「明るさ」「肌色」で記録できるように処理を行う。顔検出中は、まるでゲームの「ロックオン」画面のように認識した顔にフレームがかかり、移動を追尾する。動きが激しかったり、表示面積に対して顔の表示が小さいと“ロックオン”は外れ通常の撮影になる。

 この機能は複数の人を美しく撮るよりも逆光に近いような状況や、暗いシーンで我が子だけのアップを撮影するようなシーンで活躍しそうだ。

撮影済み映像の検索機能も充実

 HDR-SR12は120Gバイトもの大容量HDDを搭載することで長時間の録画が可能になっている。前述したように最高画質でも14時間、最長モードなら48時間ものハイビジョン映像を記録できる。これだけ記録できるなら、こまめに録画した映像をディスク化しなくても、このままプレーヤーとして利用してもよさそうだ。ただし録画映像が増えると、録画済みの映像を探すのにひと苦労することになる。

 HDR-SR12には大量に撮影した映像の中から目的の映像を見つけやすくする再生映像の検索機能を備えている。検索機能はシーンを一定の時間で切り分けて表示する「フィルムロール」、「顔検出」を使った「フェイス」検索、そして「日付」での検索機能が利用できる。とくに撮影映像から「顔」が映っているシーンだけをピックアップする「フェイスインデックス」は、運動会の映像から我が子が映っているシーンだけを探すような用途に活躍する。

  • インデックスのメニュー画面。ここからそれぞれのインデックス表示を呼び出して目的の映像を呼び出せる

  • モデルがいなかったので、テレビ番組を撮影してフェイスインデックスを作成した。通常の撮影でも同様に使えた。顔を“しおり”のようにしてシーンを探せるので便利だ

  • フィルムロールインデックスは撮影した映像を指定した時間で区切って表示する機能。風景を撮影した場合のシーン探しに使える機能だ

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