今回α700を使用して感じた事は、メカとしてのカメラの資質やレンズの描写力、デジタルカメラとしての高画質などがうまくまとまったことによる総合的な信頼度の高さである。
旧コニカミノルタが培ったカメラ技術とソニーの得意なエレクトロニクス技術が、このα700では完全に融合していると言えるだろう。そこで生まれた「新次元α」が写し出す未来は、今までとは違う写真表現となっていく予感がする。
写真の鑑賞方法としてHDテレビによるハイビジョン再生を提案している点からも、ソニーならではの視点を感じる。またソニーはαシリーズの上位機種およびα100の後継機など新たなラインアップを計画していると聞く。「α」とはギリシャ文字の第一番目の文字であり、物事のはじめの象徴でもある。α700。ここにソニー「α」の新しい幕開けを感じずにはいられない。
雑誌、広告写真を中心に人物、商品、建築、舞台等多方面で撮影を行う。カメラ雑誌やウェブでは写真撮影と記事執筆を担当。人物のレポート記事では写真と文字の両面からのアプローチで内面に迫ると定評を得る。Photoshopによるレタッチの解説本も執筆。セミナーなどでは撮影指導も行う。近年は人と自然のつながりをテーマに作品を製作。各地で精力的な撮影を行う。CNET/ZDNetでは新製品デジカメ&ムービーのレビューを担当。その物欲と好奇心は尽きない。
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