新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)技術開発機構は12月14日、ソフトウエア技術の国際標準化団体「OMG」の技術会議においてロボット用ソフトウェアのモジュール化に関する標準仕様が採択されたと発表した。
NEDO技術開発機構は産業技術総合研究所および日本工業会とともに、ロボット用ミドルウェアをベースにしたロボット技術の国際標準化活動を進めてきた。ロボットシステムの機能要素(センサ、サーボ、モータ等)の通信インターフェースを標準化することで、新しいロボットシステムを容易に構築できるようになる。
この仕様に準拠したソフトウェアが開発されることでインターフェースの枠組みが統一され、ソフトウェアの相互運用性が高まるとともに、開発支援ツールが登場するといったことが期待される。また、ロボットソフトウェアの開発が効率化されれば、開発コストが低減し、ロボットの価格も下がるとみられる。
仕様の内容は、2008年2月頃にOMGのウェブサイト上で正式な標準仕様文書として公開される予定となっている。公開された仕様は無料で参照可能で、準拠したソフトウェアの開発や販売は自由に行うことができる。また、産業技術総合研究所では仕様の公開にあわせて、その仕様に準拠した「RTミドルウエアOpenRTM-aist-1.0.0」を公開する予定だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「1→10」の事業化を支援する
イノベーション共創拠点の取り組みとは
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
イノベーションの「種」から社会実装へ--
社会課題の解決に挑む各社の挑戦
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力