プラズマを超えたプラズマ画質--パイオニア「KURO PDP-5010HD」 - (page 5)

パイオニア
内容:独自パネルのブラッシュアップにより、着実にプラズマ画質をリードしてきたパイオニア。最新機種となる「KURO」シリーズは、ブランド名も一新され「アドバンスドプラズマ」の名に相応しい高画質テレビへとたどり着いた。20000:1という驚異的なコントラスト比を実現した、黒の表現力とプラズマならではの表現力の秘密に迫る。

高度なリビング映像モードも搭載

 照度センサーを搭載し、部屋の明るさに合わせて画質を調整できる「リビングモード」も選べる。センサーによって明るさを変える機能は以前からあったが、本機のユニークな点は、照度センサーと前記のインテリジェントシステムとの連携が図られている点だ。

 例えば、映画を見ていて部屋を明るくすると、画面は明るくなるが、インテリジェントシステムが映画と判断しているので、色は控えめに演出される、という仕組みだ。

 BD-ROM対応では、24p入力をサポートするほか、映画の24コマを60Hzで補間するスムースモード、さらに72Hzで3-3コマ補間するアドバンスモードも搭載している。x.v.Colorには非対応だが、Deep Colorをサポート。外部器機との連携は、赤外線で同社DVDレコーダーとリンクする「レコーダーホットリンク」のほか、HDMI(CEC)コントロールにも対応している。

  • 映像のプリセットモードは6種類が選べる。ゲームモードでは延滞がほぼゼロになる。詳細なマニュアル調整も可能だ

  • 映画24コマの補間モード。「標準」は従来の2-3プルダウン補間のみ。「スムース」は60Hzでコマを補間する。「アドバンス」は72Hz(24コマ×3倍化して)で3-3コマで補間する映画に最適化されたモードだ

  • インターレース映像をプログレッシブに変換する回路も高度だ。動画寄りか静止画寄りか、を3段階で選べる

オーディオとしての性能にもこだわったスピーカー部

 デジタルアンプとサイドスピーカーを採用したサウンドも凝っていて「スピーカーやAVアンプ開発などのスタッフを投入し、カスタムパーツを使って本格的な音作りをしました」。

 総じて見ると、映像のレンジ感の広さとともに、賢いAV機能も本機ならではの主張といえるだろう。「ここまで高度な画質調整が行えるのも、パネルのキャパシティが広いからです。今後もパネルの潜在能力をさらに引き出せると感じています」。

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