logo

プラズマを超えたプラズマ画質--パイオニア「KURO PDP-5010HD」 - (page 3)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
パイオニア
内容:独自パネルのブラッシュアップにより、着実にプラズマ画質をリードしてきたパイオニア。最新機種となる「KURO」シリーズは、ブランド名も一新され「アドバンスドプラズマ」の名に相応しい高画質テレビへとたどり着いた。20000:1という驚異的なコントラスト比を実現した、黒の表現力とプラズマならではの表現力の秘密に迫る。

種火の少ないプラズマ放電を実現

 高画質の仕組みを見てみよう。プラズマテレビの画素は、発光の種火として常時、予備放電をする必要があり、このわずかな発光が黒の表現の妨げになっていた。黒を出すには、この予備放電を限りなく少なくする必要がある。

 「少ない予備放電で十分な発光を得るには、放電空間を安定させることが大切になります。このために昨年のPDP-5000EXでは、画素の前面側に“高純度クリスタル層”と呼ばれる材料層を設けました。

 今回のKUROでは、さらに底面に独自の電子発生源を設けています。いずれも画素内の放電空間を安定させ、放電のスピードを早め、少ない予備放電で安定した発光を可能にする独自技術です」。

  • 画素の発光空間の上部(前面側)に「高純度クリスタル層」を設け、さらに底面に「電子発生源」を新設。少ない予備放電で強く安定した発光を実現している

 深い黒を表現するためには、パネル表面にコーティングされたフィルタの特性も重要になる。

 フィルタにはAR(アンチ・リフレクション)とAG(アンチ・グレア)という方式がある。パナソニックのプラズマなどに採用されているAGタイプは、反射を抑えると同時に解像感や色の艶も抑えてしまう。ARタイプは解像感と色の光沢感を引き立てるが、外光の反射も強くなる、という特性がある。

 本機のフィルタは、艶のあるARタイプで、黒の透明感と色の光沢感を引き出している。と同時に、課題となる外光反射も極力抑えられている。

  • 前面ガラスなどを取り払い、画素の光をダイレクトに目に届けると同時に、外光の反射を極力防ぐコーティングが施されている

 「画素の光をそのまま視聴者の眼に届けると同時に、外光の反射は眼に入れない。こうした相反する要素を両立できるフィルタ素材を、試行錯誤の末に探し当てました」。

 ARタイプの宿命として写り込みをゼロにはできないが、電源オフ状態で去年モデルと比べると、本機の画面のほうが黒く見え、その分だけ外光の写り込みが低減されていることがわかる。

映像処理LSIも一新

 映像エンジンは「新・フルデジタル画像処理回路」にリニューアルされている。その基本コンセプトはノイズの低減にある。I/P(インタレース・プログレッシブ変換)回路では、変換性能を向上させることで、テロップなどに乗る“くし状ノイズ”を減らすなどの効果をあげている。

 ノイズリダクション回路では、川面など複雑な動きに乗る圧縮ノイズも効果的に低減している。さらに従来機では払拭できなかったクロストーク(縞模様に乗る色ノイズ)を、コンポーネント信号のまま、ほぼ完全に除去している点にもこだわりが感じられる。

 KURO全モデルにこの新回路が搭載され、フルハイビジョンからWXGAへの変換も高度なので、WXGAパネル搭載モデルのコストパフォーマンスも見逃せない。

 新たに搭載されたゲームモードも凝っていて「画質重視」と「レスポンス重視」が選べ、レスポンス重視にすると「延滞が限りなくゼロに近くなりますので、PS3が一番快適に楽しめます」

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]