まずKUROの映像を実際に体験してみよう。黒が締まると映画の表現に立体感と深みが出てくる。ヨーロッパ映画では、フィルムテイストでしっとりとした階調感が感じられ、奥行き感が増し、人物と背景との前後関係がより立体的に感じられる。
シネスコサイズの黒帯もテレビ本体の黒ベゼル(枠)と同じ漆黒で表現され、違和感なく映像に没頭できる。
花火や夜に瞬くビルの灯のメランコリックさも見事だ。黒を出すために白が引きずられて暗くなってしまう弊害はまったく感じられず、白ピークの伸びの良さも両立させている点が素晴らしい。
黒が締まると、必要な色だけを光らせることが可能になり、色の純度が高くなる。ベルベットのような漆黒を背景とした薔薇の深紅がより立体的にリアルに目前に迫ってくる。黒が浮かないので、低輝度部分の色再現も向上している。
この広いレンジ感は明らかにプラズマ(というよりも現行の固定画素テレビで)最高レベルといえるだろう。プラズマを超えた”アドバンスド・プラズマ”ともいえる表現力の高さを感じた。
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