音楽番組などを運営するMTV Networksの子会社Viacom International Japan(VIJ)は10月上旬より、同社の番組をニワンゴの「ニコニコ動画(RC)」で配信する。番組のプロモーションにつなげるとともに、視聴者の声を吸い上げて新たな番組制作に生かす。
MTV Networksが保有するコンテンツについて、ニコニコ動画に対して配信を許諾し、動画を提供する。海外アニメ「ビーバス&バットヘッド」や、日本で携帯電話向けに作ったオリジナルアニメ「ウサビッチ」など9作品、21本を配信する。
サイト内にMTVの動画専用の視聴ページを作成する。両社はこのサイト上の広告を販売し、収益を折半する。
ニコニコ動画を配信先として選んだ理由について、VIJは「ニコニコ動画では違法コンテンツをチェックできるシステムがあり、これをVIJも利用できる点を評価した」と話す。また、8月から9月までの1カ月間にサイトを利用した会員が全体の約8割とアクティブユーザーがが多いことから「視聴者の反応をもらい、新しいコンテンツやモバイルサイトの運営に生かしたい。リサーチの場としても位置づけている」とした。
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