ネットレイティングスは9月21日、2007年8月度のインターネット利用動向に関 する結果をまとめた。
調査によると、2007年3月より登録制によるサービスをスタートした「ニコニコ 動画」の利用者数は283万9000人となっており、動画共有サービスの中でYou Tubeに次ぐ訪問者 数となっている。
また、ニコニコ動画の利用者ひとりあたりの平均訪問回数はYou Tubeの5.2回を 上回る8.8回、平均利用時間はYou Tubeの1時間を3倍以上上回る3時間14分で、長時間 利用されていることが分かった。さらに、総利用時間はスタート以来堅調に推移、毎 月約50%前後伸び、8月は5億5128万分となっている。
同社の代表取締役社長兼チーフアナリストの荻原雅之氏は「ニコニコ動画の伸 びは、ネット上の動画に視聴者参加型で楽しむスタイルに価値があることを明らかに しました。単なる動画の視聴だけではない、コミュニティ的機能は非常にユニークで あり、利用者の興味を引いています。動画に関連した商品のアフィリエイトを視聴者 が貼り付けるECサイトとしてのポテンシャルも大きく、動画関連ビジネスにとっても 最も注目されるサービスといえます。常時視聴可能な200万IDのほか約100万待ちIDも あり、今年後半にかけ登録ID数が増えるとともに、さらに成長が続くのは確実です」 と述べている。
調査はNielsen//NetRatingsが契約顧客に対して提供するインターネット利用 動向情報サービス(NetView AMS)のデータを基にしたもの。
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