私はiTunesの直接の担当ではないので、個々の市場における状況について語る立場にはありません。しかし、1つ言えることは、iTunes Storeの品揃えにかかわらず、すでにiPodに転送すべき動画はたくさんあるということです。たとえば、音楽ビデオもそうですし、ビデオPodcastなどもそうです。また、すでに皆さんのPCのなかには、たくさんの動画が保存されているのではないでしょうか?それらをiTunesにインポートしていただくだけで、iPodへ転送することが可能になります。それらをiPodで楽しんでいただくだけでも十分にエキサイティングなことだと私は考えています。
今回のラインアップのなかには、160Gバイトという大容量のHDDを採用したiPod classicがあります。大容量が必要なユーザーの皆さまには、ぜひiPod classicをご検討いただければと思っております。それに対して、iPod touchのデザインは、フラッシュメモリに最適化されています。それにより、我々が大変こだわっている非常に薄いスタイルが実現可能となったのです。
HDDを採用するメリットはすでに述べたように大容量です。160Gバイトという容量は、一般的なノートPCのHDDよりも大きいぐらいです(笑)。それに対して、フラッシュメモリは、すでに述べたように薄いスタイルが実現できますし、曲のスキップなどの速度がHDDに比べて圧倒的に速いです。shuffle、nanoはそうしたフラッシュメモリの特徴を生かしてとにかく小型を実現していますし、touchには(フラッシュメモリの採用でできた余裕で)新しい機能をたくさん詰め込んでいます。
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