NECビッグローブは7月18日、首都圏のBIGLOBE接続会員向けにフルハイビジョンのビデオオンデマンド(VOD)映像配信サービスの実証実験を同日から開始したと発表した。
この実証実験は、5月からNTTが実施しているNGN(次世代ネットワーク)のフィールドトライアルの一環として行われるもの。モニタとしてトライアルに参加している接続会員向けに、これまで提供していた最大6Mbpsのマルチキャスト映像配信に加え、12Mbpsの広帯域のフルハイビジョン映像がVODで提供される。
12Mbpsの広帯域がNGN網で品質保証されているため、1920×1080画素のフルハイビジョン映像が、途切れることなく安定して視聴できる。またVODでの映像配信のため、早送りや巻き戻しなども可能。映像配信には「BIGLOBEストリーム」のシステム構築・運用ノウハウを応用し、NGN網のQoS制御を利用した映像配信に対応。Windows Mediaに帯域確保を要求する処理部分を追加し、NGNでの高画質で安定的な映像配信を実現した。
提供される映像コンテンツは、NHKや東北新社など6社の協力で、「宇宙 未知への大紀行」や「HDファーブル」シリーズなど、ハイビジョン用に撮影された高品質の映像をPC上で視聴できる。サービス開始時は3番組のコンテンツを配信し、今後随時更新していく予定。
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