急拡大するアジアの通信市場に切り込め--CommunicAsia 2007が開幕

永井美智子(編集部)2007年06月19日 21時51分

 アジア最大の通信関連の展示会「CommunicAsia 2007」が6月19日、シンガポールで開幕した。18回目となる今回は、アジア地域を中心におよそ2400の企業が最新の技術やサービスを展示している。

 今年注目の分野は、日本でも2007年秋に周波数が割り当てられる予定の高速無線通信技術「モバイルWiMAX」や、NGNと呼ばれる次世代のネットワークだ。また、第3世代携帯電話(3G)がアジア諸国で少しずつ普及しはじめていることから、3G向けの機器やサービスを展示している企業は多い。

 大手企業の動向としては、スウェーデンのEricssonやスウェーデンのNokia SiemensがHSDPAやその進化版となるi-HSPA、携帯電話やインターネットを利用したテレビサービスを展示している。端末メーカーではサムスン電子やSony Ericsson、LG Electronicsなどが最新の端末を紹介。日本企業ではNTTドコモがおサイフケータイを使って駅の改札を通過するデモンストレーションのほか、最新の904iシリーズなどを展示していた。

 CommunicAsia 2007は22日までの4日間開催される。

CommunicAsia 2007 CommunicAsia 2007では急拡大するインドやマレーシアなど東南アジア市場を狙って、多くの通信関連企業が出展している
NTTドコモのブース NTTドコモのブース。対応端末や独自サービスがアジアでは展開されてないこともあり、人影はややまばらだ

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