Oracleは米国時間6月26日、会計年度2007年第4四半期(3-5月期)決算を発表した。
発表によると、第4四半期の売上高は、前年同期比20%増の58億2800万ドル、純利益は同23%増の16億400万ドル、1株利益は31セントだった。
また通期では、前年同期比25%増の売上180億ドル、同26%増の純利益42億7000万ドルを計上している。
同社の社長Charles Phillips氏は、業績が良好だった理由に同社の買収戦略を挙げている。声明でPhillips氏は「ソフトウェアライセンス収入がOracleでは過去12カ月間で32%も拡大した。それに対し、SAPのライセンス収入は直近の年度において伸びが鈍化し、10%となっている。イノベーションと買収を組み合わせるOracleの戦略は明らかに、1970年代のプロプライエタリなプログラミング言語を使って、すべてを自分たちで構築しようとするSAPの戦略より優れている」と述べている。
また最高経営責任者(CEO)のLarry Ellison氏は「Oracleデータベースのグリッドアークテクチャのおかげで、IBMから市場シェアを奪うことができた。Gartenerが発表したデータベースの市場調査レポートでも、Oracleのデータベース市場シェアが47%に増える一方で、IBMのシェアが21%に減少したとされている。IBMはOracleのグリッドデータベースが備える信頼性やパフォーマンスを実現できていない」と述べる。
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