富士通フロンテック、カラー電子ペーパーを組み合わせた大型表示装置を発売

 富士通フロンテックは6月25日、大型表示装置「Super Frontech Vision」に、カラー電子ペーパーを採用し世界最高水準の低消費電力を実現した屋内向けマルチパネル表示装置「Super Frontech Vision EP」シリーズを追加したと発表した。

 Super Frontech Visionは、富士通フロンテックが2月から販売している大型表示装置。フルカラーLED素子を採用し、発色性に優れたHD/SD/BNシリーズに加え、4月には世界初となるカラー電子ペーパーを採用し、薄型、軽量、低消費電力を実現した携帯情報端末「FLEPia」を発売している。

 EPシリーズは、FLEPiaをマルチパネル化したもの。表示盤や掲示板として利用したいというニーズに応えるため、12型からカラー電子ペーパーを最大16枚搭載する48型までの6モデルをラインナップに追加した。なお、48型を超えるサイズについても120型までを個別仕様で対応する。

 カラー電子ペーパーは、電力を必要とせずに静止画像を表示保持することができるため、大幅な低消費電力を実現できる。また、48型で厚さが54mm、重量32kgと軽量となっており、容易に設置できることも特徴となっている。通信機能はIEEE802.11b/gの無線LANを搭載するほか、有線LANにも対応する。

 富士通フロンテックでは2010年度末までに、「Super Frontech Vision EPシリーズ」のラインナップ全体で、累計5000パネル、売り上げ15億円の販売を目標としている。

本体写真 Super Frontech Vision EP

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