日立製作所(庄山悦彦社長)とブリヂストンは3月15日、電子ペーパーディ スプレイソリューションの市場開拓と事業化で協力することで基本合意したと 発表した。
今回の基本合意を受け、ブリヂストンは日立にディスプレイモジュールの提 供、日立は電子ペーパーディスプレイの製品化を行う。電子ペーパーディスプ レイソリューション事業は交通・電力及び都市分野を中心に展開する予定。ま た、両社は共同でマーケティングの実施したり、ディスプレイモジュールの安 定供給を図る。
電子ペーパーディスプレイは、画像保持性のあるディスプレイモジュールに、 駆動・無線通信回路やメモリーなどを組み込んだ紙とデジタル媒体の利便性を持 つ表示装置。画像表示には電力が不要で、コンテンツは無線で配信できるため、 広告・情報配信をはじめ、災害時などの緊急情報配信にも有効な媒体と見られて いる。
日立は、JR東日本と組み、05年12月に共同で電子ペーパーディプレイの実証 実験を東京駅地下「動輪の広場」で行った実績を持つ。一方、ブリヂストンも 独自の材料「電子粉流体」を応用したディスプレイモジュールを開発、提供を 検討していた。
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