楽天の子会社である楽天メディア・インベストメント(楽天MI)は6月18日、東京放送(TBS)に対し会計帳簿閲覧に応じるよう求めた仮処分申請を東京地方裁判所に却下された件で、東京高等裁判所に即時抗告を行った。
東京地裁は、楽天MIが会計帳簿の閲覧・謄写をする権利を有すること、TBSに閲覧・謄写を拒否する事由がないことを認めつつも、仮処分命令を発令するまでの緊急の必要性がないとして、6月15日に、楽天MIの申し立てを却下した。
楽天MIは、東京地裁がTBSに閲覧を拒否する事由がないと認めたことは大変意義深いとしながらも、「28日開催予定のTBS定時株主総会までに帳簿を謄写・閲覧することが、株主総会における審議に必要不可欠」として、即時抗告を行ったとしている。
また楽天では、本案訴訟の提起についても引き続き検討するとしている。
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