楽天は4月19日、東京放送(TBS)の株式を買い増した。楽天は、TBSの普通株式3777万900株(株券等保有割合ベースで19.86%)に追加して、TBSを持ち分法適用会社とすることを目的に、楽天グループ全体で保有割合が20%を超えることを目指す。
さらに楽天社長の三木谷浩史氏と同社取締役でカルチュア・コンビニエンス・クラブ社長の増田宗昭氏をTBSの役員として提案。膠着状態にあった「楽天対TBS」が再び動き出した。
楽天は同日、TBS株を買い増し、即日TBSに「買付意向書」を提出した。買い増した株数や金額については「明らかにしていない」(楽天広報)。
買付意向書では、買い増した理由と新役員提案について述べるとともに、TBSが導入した買収防衛策について批判している。
これについてTBS広報は次のようにコメントしている。
「楽天からの買い増し意向に関する通告は受け取った。TBSとしては先に公表した当社株式にかかる買収提案への対応方針に基づき、適切に対応する」
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