インターネットイニシアティブ(IIJ)と、松下電器産業の100%出資子会社であるパナソニック ネットワークサービシズ(PNS)は3月29日、PNSが「hi-ho」のサービスブランドで提供中のインターネットサービスプロバイダー(ISP)事業およびISP事業基盤をベースとした法人向けソリューション事業をIIJに譲渡することで合意した。
PNSは6月1日をもってISP関連事業を新設分割し、100%子会社として新会社「ハイホー」を設立したうえで、その全株式を同日付でIIJに譲渡する。これにより、ハイホーはIIJの100%出資子会社となる。
新会社の資本金は1億円。代表取締役会長にIIJ代表取締役社長である鈴木幸一氏、代表取締役社長に百田功氏が就任する。なお、hi-hoのサービスブランド、利用ドメイン名はそのまま継承し、ユーザーには従前と変わらぬサービスを提供するとしている。
今回の事業譲渡によりIIJは、法人向けビジネスで培ってきた技術力、ネットワーク運用ノウハウを生かし、個人ユーザー向けにも安心・安全で満足度の高いネットワーク関連サービスを開発、提供するとしている。
一方、PNSは、松下電器グループの強みであるデジタルテレビや携帯電話などの機器向けのネットワークサービス事業分野に経営資源を集中するとしている。
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