Segwayはロボット工学や環境問題にも大きなインパクトを与える--Segway CEO

宍戸周夫(テラメディア)2007年03月29日 08時00分

 米国の著名な発明家、Dean Kamenが「Ginger」というコードネームで開発し、世界中の話題を集めた「Segway」。その“夢の乗り物”がベールを脱いで5年。2006年10月には、ようやく日本上陸を果たした。その橋渡しをしたのは、IT企業の日本SGIだった。なぜ、SegwayはこのIT企業を日本でのパートナーに選んだのか。そしてSegwayはこれからどこに向かおうとしているのか。来日したSegwayの社長兼CEOである、James D.Norrod氏に聞いた。

――Segwayは2006年10月20日に日本SGIと記者会見を開催し、日本市場への進出を発表しました。そのとき日本の正規販売代理店となった日本SGIは「ロボット事業の一環としてSegway事業に取り組む」と語っています。しかし一般的には、Segwayとロボットはあまり結びつきがないように思えます。

 そうではありません。実は、Segwayは大きな2つの製品ラインから成り立っているのです。ひとつはよくご存じの、個人が乗って移動するための製品であるSegway PTシリーズ、つまりPersonal Transporterと呼ばれる製品群です。そしてSegwayにはもうひとつ、このように個人が乗って移動するものではなく、リモートコントロールするロボットの製品でRMPというシリーズがあります。

 RMPはRobotic Mobility Platformの略で、実践的なロボットを開発するための基盤となるものです。米国ではすでにNASA(アメリカ航空宇宙局)やDARPA(防衛高等研究計画局)、またカーネギーメロン大学など多くの大学、研究機関などがこのRMPをベースに各種のセンサや制御装置を組み込み、移動型ロボットの研究開発を進めています。つまり、Segwayはロボットと密接に関係しているのです。

――一般的にSegwayは“夢の乗り物”と言われていますが、そのカバーする範囲はもっと広いということでしょうか。

 その通りです。現在はやはり個人が移動手段として使うPTシリーズが注目されていますが、それも欧米ではいろいろな分野に使われています。セキュリティや警備の分野、エンターテイメントの分野など適用分野はさまざまです。そして将来は、このRMPシリーズを拡張する形で、ロボットに関する製品の品ぞろえを図っていきたいと思っています。

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