米国の著名な発明家、Dean Kamenが「Ginger」というコードネームで開発し、世界中の話題を集めた「Segway」。その“夢の乗り物”がベールを脱いで5年。2006年10月には、ようやく日本上陸を果たした。その橋渡しをしたのは、IT企業の日本SGIだった。なぜ、SegwayはこのIT企業を日本でのパートナーに選んだのか。そしてSegwayはこれからどこに向かおうとしているのか。来日したSegwayの社長兼CEOである、James D.Norrod氏に聞いた。
そうではありません。実は、Segwayは大きな2つの製品ラインから成り立っているのです。ひとつはよくご存じの、個人が乗って移動するための製品であるSegway PTシリーズ、つまりPersonal Transporterと呼ばれる製品群です。そしてSegwayにはもうひとつ、このように個人が乗って移動するものではなく、リモートコントロールするロボットの製品でRMPというシリーズがあります。
RMPはRobotic Mobility Platformの略で、実践的なロボットを開発するための基盤となるものです。米国ではすでにNASA(アメリカ航空宇宙局)やDARPA(防衛高等研究計画局)、またカーネギーメロン大学など多くの大学、研究機関などがこのRMPをベースに各種のセンサや制御装置を組み込み、移動型ロボットの研究開発を進めています。つまり、Segwayはロボットと密接に関係しているのです。
その通りです。現在はやはり個人が移動手段として使うPTシリーズが注目されていますが、それも欧米ではいろいろな分野に使われています。セキュリティや警備の分野、エンターテイメントの分野など適用分野はさまざまです。そして将来は、このRMPシリーズを拡張する形で、ロボットに関する製品の品ぞろえを図っていきたいと思っています。
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