Segwayはロボット工学や環境問題にも大きなインパクトを与える--Segway CEO - (page 3)

宍戸周夫(テラメディア)2007年03月29日 08時00分

――Segwayは今のところ「立ち乗り式電動二輪車」としての認知が広まっているようです。メーカーとして、それ以外のSegwayの可能性についてはどのようにお考えですか。

 良い質問です。私たちは、Segwayは将来、現在のPTやRMP以外の製品エリアに転用されていく可能性があると考えています。現在の電気自動車だけでなく、電気バイクや他のレクリエーション用の乗り物に応用できるのではないかと思っています。これからの乗り物には、ダイオキシンや鉛を発生させない、環境に優しい「グリーン・トランスポーテーション」というものがカギになってくると思うからです。SegwayはRoHS仕様にも準拠しており、とてもクリーンな乗り物です。

 たとえば、トヨタはハイブリッドカーの開発に力を入れ成功していますが、それはこうしたものが市場や消費者から求められているということを示しています。そして、バッテリがさらに改良されることで、こうした電動型の乗り物のエリアが拡大していくことにより、間違いなく市場や消費者の要求を満たすことができると思っています。将来的には、さまざまな乗り物にSegwayのテクノロジーが応用され、公道でも利用されるようになってほしいと考えています。

――Segwayのテクノロジーが他の分野にも応用されていくということですか。

 まさにそう思います。われわれは今後の大きなビジネス戦略として、われわれが持っている知的財産をトヨタ、GM、ダイムラーベンツなど大手の企業に提供しながら事業を拡張していきたいと考えています。それもわれわれのビジネスの大きな戦略の柱です。このような大手企業と協業できる、非常に大きな可能性があるということです。

 今回、日本SGIと協業して日本で事業展開することをひとつの軸に、一般消費者の皆様だけでなく、グローバルな環境に対しても良い影響を与えられるようなビジネスを展開していきたいと思っています。強力なパートナーの支援により、日本でもわれわれのビジネスを拡大していけるという自信を持っています。

Norrod氏画像 Segwayは、ロボット工学やグリーン・トランスポーテーションの分野にも大きな影響を与えると語った、Segway Inc. CEOのJames Norrod氏。

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