日本SGIはこのほど、米セグウェイのロボット研究開発支援プラットフォーム「セグウェイRMP」シリーズの国内販売を開始した。
セグウェイRMP(Robotic Mobility Platform)シリーズは、日本SGIが2006年10月から国内販売している立ち乗り電動二輪車の新型モデル「セグウェイPT(Personal Transporter)」シリーズをベースに構成されたロボットの研究開発支援プラットフォーム。セグウェイの最大の特徴であるジャイロセンサによる倒立振子(バランス制御)型自立機構を備えている。
セグウェイRMPシリーズによって、従来ロボット開発で障害となっていたロボットの倒立の制御に関する技術に労力を費やすことなく、迅速にロボットの開発環境を得ることができる。研究開発者は、本来の目的とは異なるロボットの駆動装置などの開発から開放され、目的テーマに専念してのロボット開発を効率的に進めることが可能となる。
日本SGIは、セグウェイRMPの販売開始にあたり、国内の研究機関や大学をはじめロボット開発を進めている企業に同製品を販売するとともに、システムインテグレーションやコンサルティングもあわせて提供する。また日本SGI内でも、ロボットの利用技術や具体的なアプリケーション開発において活用していくという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス