日本SGIは3月5日、Segwayの立ち乗り式電動二輪車「Segway(セグウェイ)」のセキュリティ市場向けモデル「セグウェイPT i2 ポリス&セキュリティモデル」の販売を開始した。
セグウェイは、日本では公道での走行が認められていない。一方、公道での走行が許可されている欧米では、すでに複数の国で警察や民間警備会社が採用。狭い路地裏や歩行者専用道路、繁華街などの人混みなど、自動車では走行できない場所での事件・事故の際の現場への急行用途として役立っている。
これに対し、日本SGIは、国内においても巡回警備による犯罪防止や緊急時の対応、救助活動にセグウェイが役立つと判断。今回、空港、駅、工場、倉庫、大学、ミュージアム、大型ショッピングセンターなどの多くの屋内外の走行可能な施設用に、法人向けの警備・セキュリティモデルを販売することにしたという。
同モデルは、2006年10月に発売したセグウェイの汎用モデル「セグウェイPT i2モデル」をベースに、警備用品などを収納するバッグ、および障害物に対するガードをタイヤ部に取り付けた特別仕様で販売。販売価格は98万円で、別途保険料が必要となる。
また同社は、3月から戦略事業推進本部に「SEGWAY事業部」を新設。セグウェイの国内正規販売代理店として販売体制を強化し、事業の推進を図る。
同モデルは、3月6〜9日まで東京ビッグサイトで開催される「SECURITY SHOW 2007」で展示される。
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