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坂口博信氏が語るXbox 360、ブルードラゴン、ロストオデッセイ - (page 3)

文:GameSpot Staff 翻訳校正:編集部2007年03月28日 08時00分
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――この世代のゲーム機では、ソニーも任天堂も、お互いに、そしてMicrosoftとも違うことをしています。今回はそれぞれ別の戦略を取っています。それぞれのアプローチについてはどう思われますか。それぞれの会社がやっていることは、あなたが特定のゲーム機で開発をしたいという気にさせますか。

坂口氏:[英語で]ああ、久夛良木さんのアーキテクチャですが・・・7つのDSPと1つの能力の低いCPU。私はこのPS3のアーキテクチャは好きじゃないですね。

[日本語で]まず、ソニーについては、プログラマーはいいソフトウェアを作りたいと思っているのに、久夛良木さんが最終決定をして、(ハードウェアとソフトウェアの)環境(の設計)を自分でしてしまいます。このために難しくなっています。

 Wiiについては、このシステムはあまりパワーがなく、HD対応でもありません。しかし、実際にはHDテレビのある家は多くありません。例えば私の家にあるスクリーンはHDではありません。私はWiiと360の両方でゲームをしていますが違いはよくわかりません。しかし、Wiiは比較的安価に製造できます。お金がかからないわけです。これがWiiの魅力の1つですね。

――両社とも、何らかの形でモーションセンサーを使っていますね。将来のゲーム開発では、これは本質的な機能になるでしょうか。

坂口氏:モーションセンサーについて、私はこれまでずっとロールプレイングゲームに深く関わってきました。私はこればかりやってきましたので、RPGの分野から考えてみると、モーションセンサーの必要性は大きくありません。ですから、この技術の側面には興味を持っていません。しかし例えば、360のコントローラーを取ってみると、これは実際私が見てきた中では一番いい物です。特にアナログ操作です。操作もしやすいですし、SIXAXISとは違う反応を感じられます。

――あなたが離れてから スクウェア・エニックスがファイナルファンタジーシリーズでやっていることについてはどう思いますか。最近はマルチプラットフォームでゲームを出していますが、もしファイナルファンタジーシリーズがXbox 360に来たら、自分のゲームでそれと競争することについてはどう感じますか?

坂口氏:[英語で]ドラゴンクエストがDSに行くようにですか。

――はい。

坂口氏:私はファイナルファンタジーシリーズはXbox 360でも出すべきだと思います。それが賢いです。私にはその方が理にかなっていると思えます。北米やヨーロッパでの可能性が大きいですから。あのシリーズが360で成功する可能性は大きいでしょう。

[英語で]White Engineをオープンプラットフォームにしたということも聞いています(編集部注:ファイナルファンタジーXIIIはWhite Engine上で開発されている。このエンジンが実際にクロスプラットフォームであれば、360への移植は簡単になる)。

――何年も前に制作に関わっていたシリーズと競争するのは問題ないということですか?

坂口氏:バラバラにしてやりますよ(笑)。

――いい答えです。あなたは長い間RPGに取り組んでいますが、飽きたりしないのですか。他のジャンルに挑戦したいとは思いませんか。そういうジャンルがあるとすれば、どういうジャンルですか。

坂口氏:私はシミュレーションゲームが好きです。私はファーストパーソンシューティングはあまり好きではありませんでした。あまりいいと思っていませんでした。しかし、Gears of Warをやったあと、私は好きになり、プレイして本当に楽しいと感じました。ですから、Gears of Warのようなものを作ることには興味があります。

――それは面白いですね。日本版のローカライズされた日本語の台詞などが入ったGears of Warがすでに出ています。Microsoftはこのゲームをどのくらいうまく日本の市場に展開したと思いますか。アメリカは明らかに日本のゲームが好きですが、逆はそうではないようです。Gears of WarのMicrosoftのローカライズとマーケティングはうまく行っていると思いますか。

坂口氏:[英語で]はい、ローカライズはよいのですが、マーケティングが残念です・・・残念ですね。(笑)

――よくないですか。

坂口氏:[英語で]誰もGears of Warを知りません。

――(Microsoft広報担当に向かって)ノートを取っておくんですよ。(坂口氏に)すると、知ってさえもらえばいいということですか。もしよく知られれば、このゲームは売れると思いますか。

坂口氏:[英語で]はい。きっと。

――最後に、最近ゲーム業界で刺激を受けたことはありますか。ゲームデザインや開発で、あなたが本当に「おっ」と言ったことや本当に感心したことを1つ挙げるとすればなんでしょう。

坂口氏:Gears of Warです(笑)。

――他には?

坂口氏:[英語で]ゼルダですね。Wii Sportsは好きではないです(笑)。でもゼルダの伝説は好きです。

――Wii Sportsが好きでないのはどうしてですか。単純すぎますか。

坂口氏:キャラクターが駄目です。人形みたいに見えます。

――そういうことですか。今日はお時間を頂いてありがとうございました。

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