コーレルは3月1日、プロ向けのペイントソフト「Corel Painter X」を4月13日より発売すると発表した。Mac OS X、Windows Vista(XP、Windows 2000)に対応。ユニバーサルバイナリをサポートしIntel Macでも快適に使えるようになった。
価格は、通常版が5万9800円。アップグレード版2万9800円ほかアカデミック版、特別優待版などがある。
パッケージ版の発売に先駆け、ダウンロードして購入するESD版を4月6日より先行販売を開始する。通常版が4万9800円、アップグレード版が2万9800円。 今回は、従来からPainterファンには待望の、ペンキ缶パッケージ版も限定復活する。日本国内500本限定で、価格は5万8980円。アップグレード版は3万8980円となっている。ペンキ缶仕様のパッケージに加え、「ジェレミー・サットンのCorel Painter X 講座」トレーニングDVD、コレクターズポスター、構図ツールなどが同梱される。
なお、缶パッケージはウェブ販売のみで、CorelストアほかECサイトで取り扱う予定。
今回のバージョンでは、実際の筆で描いたときのような絵の具の混ざり具合が表現できる「リアルブリスル ペイント システム」を搭載。新たに構図ツールが搭載され、金分割(黄金比)に沿った画像配置ができるようになったほか、好みのレイアウトグリッドを作成できるようになった。
発売当初からのPainterユーザーで、15年愛用してきたというイラストレーターの吉井宏氏は、「未だに6.1や7.1といった以前のバージョンが最高傑作という人もいる。しかし、それは9.1で越えており、さらに今回の完成度は高い。派手さはないが、足下をしっかりと固めてくれるバージョンアップ」とコメントした。
なお、コーレルは、2005年に圧縮・解凍ソフトで知られるWinZip Computingを買収し、2006年12月には、InterVideo社、ビデオ編集ソフトなどで知られるUleadを買収している。コーレル 代表取締役社長の下村慶一氏は、「相互補完性の高い買収だったと思う。総合的なマルチメディアベンダーになる。日本においても中・長期的にコーレルブランドへ統一する」と話した。
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