NTTコミュニケーションズ、ハレックス、ヴァル研究所は11月29日、気象庁と共同で個人向け緊急地震速報のモデル実験を12月4日から開始すると発表した。
この実験は、地震発生時に気象庁が発表する緊急地震速報を、主要動(大きな揺れ)が到達する前にIPv6マルチキャストによってモデル実験参加希望者に再配信するというもの。モデル実験対象者は、OCN接続サービスのオプションサービス「OCN IPv6」利用者となっており、専用アプリケーション「なまずきんDesktop」をインストールする必要がある。
専用アプリケーションは、受信した情報とあらかじめ設定された地域情報から、予測震度と主要動が到達するまでの時間を計算し、PCのデスクトップにポップアップウィンドウの形で通知する。専用機器の購入や設置が不要で、申込当日から2日程度で利用開始できるため、幅広い層の実験参加が見込まれるとしている。
実験期間は12月4日から4カ月程度を予定しており、実験参加者には課題の整理や解決策の検討のため、アンケートが用意されている。
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