ソフト開発のアイギークは11月8日、10月上旬に実施した「デジタルデータ利用に関する実態調査」の結果をまとめ、発表した。
調査結果では、自分のPCのデータをバックアップしているかという質問に対し、「頻繁にバックアップしている」と回答したのは21.0%にとどまった。「バックアップを行ったことはある(58.3%)」と「バックアップを行ったことはない(20.7%)」を合わせた約8割のユーザーは、定期的なバックアップを行っていないことが判明した。
バックアップを行わない理由については、「バックアップの仕方がわからないから(64.5%)」「作業が面倒なので(28.2%)」「時間がかかるから(16.1%)」といった回答が多く、バックアップの重要性と対策に関する認識はまだまだ低いとしている。
このほかの設問により、保存していていたデジタルデータが壊れていたなどのトラブルを経験しているユーザーは約7割で、その後バックアップを行うようになったユーザーは56.3%であった。また、デジタルデータの壊れやすさを認識しているユーザーは全体の47.1%にとどまった。
アイギークでは、より多くのユーザーに、デジタルデータのリスクや自分のデータを保護する方法を理解してもらうため、啓発活動に一層の注力をしていくとしている。
この調査は、日本国内のWindows、Macintoshの利用ユーザー合計600名を対象に、ネットで調査したもの。調査はインフォプラントに委託した。
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