Dellは米国時間11月7日、Intelの4コア「Xeon」プロセッサを搭載した、待望のサーバおよびデスクトップ製品を複数発表した。
同日には、デュアルコアのAMD「Opteron」プロセッサを利用する新たなシステムをはじめ、多数の新製品およびサービスもリリースされている。
新しい4コアサーバは、Dellの既存のモデルをベースとしている。4コアXeonプロセッサが搭載されたのは、「Dell PowerEdge 1900」「1950」「2950」「2900」およびブレードサーバの「SC1430」「1955」。
Intelは来週になるまで4コアチップの公式発表は行わないが、同4コアチップを含むDellのサーバおよびワークステーションは販売が開始される。4コア「Xeon 5300」シリーズプロセッサを積んだPowerEdge 1950および2900は基本構成で1599ドル、2950は1699ドルになるという。タワー型のSC1430は1099ドルから、ブレードサーバの1955は1799ドルから。
Dellによれば、4コアを採用したことで、新システムは「デュアルコアを搭載する4ソケットのシステムに匹敵するパフォーマンス」を実現したという。パフォーマンスの向上率は最大63%におよび、「1ワット当たり」では40%のアップとなった。
Dellのワークステーション「Precision 690」「490」でも、4コアXeonプロセッサの利用を選択できる。「Precision 390」ワークステーションは、クアッドコアの「Intel Core 2 Extreme QX6700」をサポートする。
以前は「Kentsfield」として知られていた4コアプロセッサのCore 2 Extremeを用いる390は2213ドルで、4コアXeonプロセッサ搭載の690および490は、それぞれ2399ドル、2149ドルとなる。いずれのモデルもすでに発売されている。
Dellのエンタープライズマーケティング担当ディレクターEric Velfre氏は、4コアはDellの顧客に「きわめて魅力的な展望」を与えるものだと主張した。
4コアは「市場の主力技術となるだろう。ニッチな存在にとどまることはないはずだ」と、Velfre氏は話す。
「Dell PowerEdge 6950」には、AMDのデュアルコアOpteronプロセッサが実装された。デュアルコアおよび4ソケットのシステムで、現行の一連のサーバと比べ、消費電力が20%削減されている。Dellは7日、スペインのバルセロナで、同製品もすぐにリリースすることを明らかにした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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