国内最大規模のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「mixi」を運営するミクシィが、9月14日に東証マザース市場に上場しました。IT関連企業としては久々の“有望株”の登場とあって、売買初日は取引が成立しないほど買い注文が殺到。翌15日、295万円という初値を付けて、一躍、時価総額2000億円を超える巨大企業に変身しました。
そこで今回は、注目を集めたmixiの利用動向について調査しました。まずSNSの主要10サービスについての加入の有無を尋ねたところ、次のとおりとなりました。
●あなたが現在加入しているSNSは?(複数回答)
1 | mixi(ミクシィ) | 21.9% |
2 | カフェスタ | 4.6% |
3 | Yahoo! Days(ヤフー!デイズ) | 2.4% |
4 | livedoor frepa(ライブドア・フレパ) | 2.0% |
5 | GREE(グリー) | 1.8% |
6 | 2ch SNS(2ちゃんねるSNS) | 1.5% |
7 | MySpace.com(マイスペース) | 0.7% |
8 | orkut(オーカット、オルカット) | 0.4% |
8 | PLAYLOG(プレイログ) | 0.4% |
10 | キヌガサ | 0.3% |
mixiに現在加入している人は全体の21.9%に上り、他のSNSを圧倒しました。2004年3月3日に産声を上げたmixiは、わずか半年で10万人の会員を獲得。そこから急ピッチで会員数を伸ばし、今年7月26日には500万人に達しました。18歳以上(mixiに加入できる年齢)の人口に占める比率は5%ほどですが、ネットマイルユーザーのように、インターネットを積極活用している人には広く浸透しているようです。
mixiの成功の要因のひとつには、女性ユーザーの多さも挙げられます。今回の調査でも、女性の加入率は23.4%と、男性の20.4%を上回りました。mixiに友達がいるという安心感が加入を促し、さらに新しい友達を呼ぶという好循環が、いまのmixiを作り上げたといえるでしょう。オレンジ色を基調としたインターフェース画面も、女性に親しみやすい印象を与えるのに貢献していそうです。
そのほかのSNSは、mixiのように招待状を必要としないサービスでも低めです。「カフェスタ」で4.6%、7月に本格始動した「Yahoo! Days」は2.4%に止まり、世界で1億人以上のユーザーを擁する「MySpace.com」の加入率は、たった0.7%でした。mixiの最大のライバルと目される存在だけに、その日本進出がmixiにどんなインパクトを与えるのか楽しみです。
さて、mixiに加入していない人は、mixiの中でどんな交流が図られているのかをうかがい知ることができません。そこでmixiユーザーに、利用の頻度や、どんな経験をしているのか聞いてみました。
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