ミクシィ株の底力--初値295万円から崩した後に大引け反騰

永井美智子(編集部)、別井貴志(編集部)2006年09月15日 15時15分

 ミクシィの株式は新規上場から2日目の9月15日、朝方に初値を付けた。

 初日の取引では、好人気で買い物が殺到したことから売買が成立せず、取引終了時には315万円の買い気配で終了した。しかし、この日の取引では寄りつきから一転して売り先行で始まった。

 その要因の1つは、東証が売買の規制措置をとったためだといわれている。初値が付くまで気配値の上限を制限したうえ、初値決定日の買い付けに関しては売買代金を即日徴収することにした。さらに、初値が付くまでは証券会社の自己売買部門による買いをストップした。

 このように売り先行で始まったが、午前9時41分に公開価格155万円を140万円(90.3%上昇)上回る295万円の初値を付けた。

 その直後には300万円を上回る場面があったが、売り圧力が強まるかたちで値を崩していき、後場13時20分頃には256万円の安値を付けた。しかし、ここから大引けにかけては急速に切り返す底力を見せ、大引け間際にはこの日の高値となる315万円がついた。結局、終値は公開価格を157万円(2倍の上昇)上回る312万円と高値圏で終了し、上場初日の最終気配値と同じ水準となった。出来高は1万200株。オーバーアロットメントによる追加分をあわせた公募・売り出し株総数は7100株だった。

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