mixiの中では、人と人とのどんな交流が生まれているのでしょうか。mixiに加入していると答えたユーザー(219人)に、設定した17項目についての経験があるかを尋ねたところ、回答率の高い上位10項目は次のようになりました。
●mixiの利用を通じて経験したことがあるのは?(複数回答)
全体 | 男性 | 女性 | ||
1 | 疎遠になっていた友人や同級生に再会(接触)した | 29.2% | 24.5% | 33.3% |
2 | 顔見知りの人とmixiで出会い、仲良くなった | 21.0% | 17.6% | 23.9% |
3 | もとからの知人とmixiで交流するようになり、実際に会う機会が増えた | 16.4% | 7.8% | 23.9% |
4 | コミュニティの会合・イベントに参加した | 13.7% | 18.6% | 9.4% |
5 | mixiで初めて知り合った人と個人的に会った(会合などへの参加を除く) | 11.9% | 11.8% | 12.0% |
6 | 不快な文章や写真を載せる日記や書き込みを見た | 7.8% | 7.8% | 7.7% |
7 | 関わりたくなかった人からの接触を受けた | 7.3% | 7.8% | 6.8% |
8 | 困っていることを書いたら、協力してくる人がいた | 7.3% | 7.8% | 6.8% |
8 | 知らない人とのやり取りで面倒な思いをした | 7.3% | 6.9% | 7.7% |
10 | 顔見知りの人とmixiで出会い、きまずくなった | 2.3% | 1.0% | 3.4% |
男女を通じて最も多かったのは「疎遠になっていた友人や同級生に再会した」(29.2%)でした。同級生や故郷の友人などとは、一旦付き合いが途絶えると、連絡先がわからなくなったり、なんとなく気後れしたりして接触しにくくなるものです。mixiは、そうした旧交を温めるきっかけになっているようです。
その他の項目の回答率は、男女の差が顕著に表れました。男性の回答率が高かったのは「コミュニティの会合・イベントに参加した」です(18.6%、女性は9.4%)。「もとからの知人と実際に会う機会が増えた」という人は女性に比べると少ないものの(7.8%)、同じ趣味・嗜好を持つ人と集まる場には積極的に顔を出す人が多いようです。
女性の回答で多かったのは「顔見知りの人とmixiで出会い、仲良くなった」(23.9%)、「もとからの知人と実際に会う機会が増えた」(23.9%)です。「信頼できる旧知の友人、お知り合いとのお付き合いの活性化」というmixiの説明文のとおり、実生活の延長線上にあるコミュニケーションツールとしてmixiを活用している姿がうかがえます。
こうした交流が生まれるのは、名前や居住地などの詳しいプロフィールから知人を見つけられるmixiならではといえるでしょう。但し、嬉しいものばかりとは限りません。「関わりたくなかった人からの接触を受けた」「知らない人とのやり取りで面倒な思いをした」(ともに7.3%)といった“好まざる出会い”も、少なからず生まれているようです。
ちなみにmixiで本名を登録・公開している人は5人に1人(21.9%)にとどまりました。500万人を超える規模になると、もはや“閉じられた空間”とはいえず、本名の公開に抵抗を感じる人が増えているのかもしれません。
それでもmixiの居心地はいいようです。利用頻度について尋ねると、毎日利用する人は43.8%に上り、その中でもさらに毎日1時間以上使う人は13.2%もいました。週に1日以上見る人は全体の78.5%に達し、反対に「ほとんど見ていない」(7.8%)、「まったく見ていない」(4.1%)という人は少数派です。
定着率も高めです。今後の利用意向について聞いてみると、「現在のペースで利用したい」が60.3%を占め、「大いに利用したい」(14.6%)という回答をあわせると、4人に3人(74.9%)は、今後も“アクティブユーザー”であり続けるようです。さらに、あまり利用していない人でも「退会するつもりはない」という人が多く(22.8%)、「近く退会する」と答えた人は1人もいませんでした。利用頻度や定着率の高さを見ると、mixiの会員はまだまだ増えていきそうです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?