AOLは、映像作品をPCにダウンロードし、テレビで視聴可能にするための提携をIntelと結ぶ予定だ。
両社に近い情報筋によれば、Intelとの提携によりAOLは、テレビ番組「Welcome Back Kotter」や映画をViiv PCにダウンロードするためのサービスを開始するという。Viivは、Intelが設計および販売促進を手がけるエンターテインメントPCプラットフォーム。ダウンロードされた作品は、プラズマテレビや液晶テレビで視聴することが可能だ。また、情報筋によれば、楽曲のダウンロードもできるようになるという。
今回の動きは、コンテンツ製作側とPC業界との関係における緊張緩和を示す最新事例といえる。映画会社は、数年前まで、消費者がPCに映画をダウンロードすることに対して厳しい制約を設け、断固として反対の姿勢を示してきた。その後、彼らは、ダウンロードについては容認し始めたものの、PCでの視聴については厳しく制限してきた。今回のAOLとIntelとの提携においては、そうした制約は一切ない。
今回の契約は、Viivにとっても大きな一歩となる。Viivは、2006年に入ってからIntelによって発売が開始されたが、ハードウェア的な面から見れば、従来のPCと何ら大きな違いはない。ただし、Intelでは、複数のコンテンツプロバイダーと提携し、特定のエンターテインメント作品や機能について、Viivでしか利用できないようにしている。
たとえば、Intelは、2006年9月に入ってからYahooと新たな契約を交わしている。この契約によれば、Yahooの「Fantasy Football」の登録者は、アメリカンフットボールの試合の生中継を見ながら、同ファンタジーゲ―ムをプレーできるようになるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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