複数の企業が長年にわたり、テレビとPC体験を融合させようとしてきたが、これまでのところあまり成功していない。だが、YahooとIntelは、仮想のフットボールによってこれを達成できるか見きわめようとしている。
YahooとIntelは、National Football League(NFL)の試合を観戦しながら、同じ画面でYahooの「ファンタジーフットボール」リーグの様子を確認できるようになると発表した。
必要なものは、映画やビデオ、テレビ番組、音楽へのアクセスと保存が簡単にできる、Intelの「Viiv」技術に対応したパソコンだ。
リモコンを操作してファンタジーフットボールリーグやNFLのゲームスコアを確認したり、リーグでのハプニングを俯瞰で眺めたり、特定チームのデータを自動更新したりできるようになる。
画面を分割して、左半分で試合を観戦し、右半分でファンタジーフットボールリーグのデータを更新するといった使い方も可能になる。
Yahooのファンタジースポーツの利用者は約670万人で、フットボールは一番人気の高いスポーツだ。ファンタジースポーツリーグの参加者は、現役の選手が登録された名簿をもとに仮想のチームを結成する。したがって、1923年当時のシカゴベアーズの選手を起用してゲームを進めたり、往年のJohnny Unitas選手がタイムトラベルしたらどうなるかを確認したりはできない。
Viiv対応パソコンは売れ行き好調だが、誰もが知っている商品ではけっしてない。Viivを位置づける上で問題となった点の1つは、通常のパソコンにはない魅力的なサービスまたは機能を明確にすることだった。
2006年1月に登場した第1世代のViivサービスでは、特定のサービスからダウンロードしたビデオをテレビで見ることができる。通常のパソコンを使用している場合は、(Viiv対応サービスからダウンロードした)ビデオを大画面に映し出すことができない。
Yahooとの提携により、1つの画面でいろいろなものを楽しむ体験をユーザーに提供し、Viivを強化できると、IntelデジタルホームグループのバイスプレジデントであるKevin Corbett氏は述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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