MicrosoftでMicrosoft Business Solutions(MBS)グループの幹部を務めるDoug Burgum氏が、2007年に同社を離れることになった。
Microsoftは米国時間9月12日、Burgum氏が11月にはMBSの日常的な業務から離れること、そして、勤続14年のベテランであるSatya Nadella氏が後任となることを発表した。
Burgum氏は、Microsoftの会計年度が終わる2007年6月に同社を退職する予定だ。Microsoftは2005年11月、Burgum氏はMBSグループの会長として同社に残ると述べていた。しかし、Burgum氏は9月12日、レドモンドから離れてMBSグループを指揮することが困難であるなど、複数の理由により退職する意志を固めたと述べた。Burgum氏はノースダコタ州ファーゴに拠点を置いている。
Burgum氏は電話会議の中で、「わたしには地理的な制約があり、それは変えようのないことであった。かねてより、この仕事は本社レドモンド在勤の誰かが引き受けるべきだと思っていた」と述べた。
Nadella氏は、MBSグループ内で研究開発を担当している。それ以前は、Microsoftのオンラインコマースソフトウェアやサーバ製品「Biztalk」の開発にかかわっていた。
Microsoftでビジネス部門担当プレジデントを務めるJeff Raikes氏は、Nadella氏を選任する前に、内外から人材を捜し、「文字通り何十人という候補者を検討した」と述べている。同社によると、Nadella氏のウェブソフトウェアにおける経験は、Microsoftが「Office Live」や「Dynamics CRM Live」といった新たなオンライン製品を開発して立ち上げる際に重大な意味を持つという。
Burgum氏がMicrosoftに加わったのは、同社が2001年にGreat Plains Softwareを合併して以来である。MBSグループは、同社がNavision、Great Plains Software、Solomon、Axaptaといった企業各社を合併して獲得した多数の異なる製品により構成される。Microsoftは先ごろ、これらの製品を「Dynamics」のブランド名で統一する計画を発表している。
Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏は、同社ウェブサイトに掲載された声明の中で「Dougがこのビジネスを築く際に不可欠な役割を果たしてくれたことに対し、個人的に感謝したい」と述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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