Microsoftは米国時間6月28日、同社が進めている組織再編の一環として、さらに幹部数名の配置転換を行った。
最大の配置転換としては、シニアバイスプレジデントのOrlando Ayala氏が中小企業向けセールス部門の責任者から新興市場を狙った新事業の責任者へと異動する予定だ。同氏は、最高業務執行責任者(COO)Kevin Turner氏の直属となる。また、アジア太平洋地域の責任者であるEduardo Rosini氏が、Ayala氏の業務を引き継ぎ中小企業向け商品販売部門の責任者になるとともに、パートナーネットワークの責任者も兼務する。
その一方で、「Dynamics CRM」製品の開発が、Microsoft Business Solutions(MBS)グループから、Kurt DelBene氏が率いるOffice Business Platformグループへと移管される予定だ。さらに、今週始めに発表されたユニファイドメッセージングのマーケティングは、「Microsoft Office」のプロダクトマーケティング部隊を現在率いているChris Capossela氏が統括することとなる。
Microsoftは、MBSグループを指揮するDoug Burgum氏の後任者を探している最中だという。Doug Burgum氏は2005年11月、後任者が見つかり次第、MBSグループの会長兼エバンジェリストへと転じるという計画を発表した。Microsoftも同時期に、2006年春には後任者となる幹部を新たに迎え入れたいという見解を示したが、いまだ適任者を見つけられずにいる。
Microsoftは2005年9月に組織を大きく3事業部に再編成して以来、さまざまな異動を実施してきたが、今回の異動が最新のものとなる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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