logo

インテル、サーバ向けプロセッサのベンチマーク結果を公開--新型Xeonには厳しい結果に

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:佐藤卓、長谷睦2006年05月24日 22時19分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Intelは米国時間5月23日、過去数年にわたる同社のサーバ向けプロセッサの性能向上を表す、20種類のベンチマークテストの結果を公表した。しかし、テスト数値を前にすると、まもなくリリースされる同社製プロセッサ「Dempsey」(開発コード名)の影は薄くなってしまう。そもそも、Dempseyにはアピールの時間があまりない。同じベンチマークテストですばらしい値を出しているもう1つの新型プロセッサ、「Woodcrest」(開発コード名)を搭載したシステムが、2006年第3四半期には発売されるからだ。

 WoodcrestはIntelの新しい「Core」アーキテクチャを採用した初のサーバ向けプロセッサとしてリリースされる予定だが、Standards Performance Evaluation Corporation(SPEC)Transaction Processing Performance Council(TPC)などの業界コンソーシアムが作成した汎用サーバ向けベンチマークテストのいくつかで、Advanced Micro Devices(AMD)のプロセッサ「Opteron 285」を上回る結果を示している。また、Microsoftの電子メールソフトウェア「Exchange」や高度な処理を行うアプリケーションでの性能を計測したテストでも同様だった。

 これらのテストはすべて、Dell、IBM、Hewlett-Packard(HP)、富士通などのパートナー企業からWoodcrestプロセッサを使用した試作品サーバの提供を受けて、Intel自身が実施している。あるIntelの関係者によると、このテストの結果は、AMDやAMDのパートナー企業が公開している最新の結果と比較したという。したがって、比較対象には285モデルより速度がやや劣るOpteronsシリーズのプロセッサを使用したテストも含まれていることになる。各テストの結果、システム構成、およびIntelのテスト手法についての詳細は、Intelのウェブサイトで確認できる。

 Intelのサーバ部門は、この1年というもの、自社製品の性能について触れたがらなかった。ほとんどのベンチマーク項目でAMDのOpteronプロセッサに遅れをとっていたからだ。23日に公表されたベンチマークのグラフの多くも、この事実を裏付けている。その結果、2003年時点ではゼロに等しかったAMDのサーバ市場でのシェアは、今では20%以上に拡大している(Mercury Research)。しかし、Intelでは、WoodcrestをはじめとするCoreアーキテクチャを採用した次世代プロセッサに大きな期待を寄せている。Coreは、Dempseyを含む現行のサーバ向けプロセッサに採用されている「Netburst」の後継となるアーキテクチャだ。

 今後リリース予定のWoodcrestの存在が、Dempseyの発売にやや水を差す結果となっているのは確かだ。Intelでサーバ部門の長を務めるPat Galsinger氏は3月にCNET News.comの取材に答え、Dempseyを低価格帯におけるWoodcrestの代替製品として売り出す計画だと語っている。

 Dempseyは、現在では「Dual-Core Intel Xeon Processor 5000」シリーズという正式名称で呼ばれている。HPとIBMは5月23日、Dempseyを搭載したサーバを出荷する計画を発表した。しかしDellについては、同日時点で採用計画を発表した機種はワークステーションのみにとどまっている。長年Intel製プロセッサだけを使用してきたDellは18日、2006年末までに4プロセッサ搭載サーバにAMDのOpteronを採用する計画を公表した。Dellの関係者によれば、同社は数週間以内にDempsey搭載のサーバを発売するということだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

-PR-企画特集