Advanced Micro Devices(AMD)は、会長兼最高経営責任者(CEO)であるHector Ruiz氏の役割に変更は無いと発表し、「Ruiz氏CEO退任」のうわさを否定した。
複数の情報筋によると、AMDは先週、同社運営体制の変更について説明する社内メモを従業員に配布した。メモは、フラッシュメモリ製造子会社Spansion分離後の2005年4月に社長兼最高執行責任者(COO)へと昇進したDirk Meyer氏が管轄する複数のグループの役割を明確するものだった。
このメモをRuiz会長退任の前触れだと考える人もあり、週の後半には「Ruiz氏退任」から「Ruiz氏とMeyer氏の共同CEO就任」まで、さまざまなうわさがウォール街やシリコンバレーを飛び交った。これを受けて、AMDの株価は、米国時間4月7日の終値で3%近く下がった。
AMDの広報担当者によると、Ruiz会長は2006年1月にMeyer氏に社長の座を譲ったが、CEOを退く予定はないと言う。同担当者は、従業員へのメモの配布については認めたが、その内容についてはコメントしなかった。
情報筋も、メモにはMeyer氏の社長就任に基づく社長直轄グループの一部変更について書かれていたが、Ruiz会長とMeyer社長の役割は変わらないと語る。情報筋は、内容が社内文書に関するものであるのを理由に、匿名を求めた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス