日立製作所は9月13日、同社が保有するエルピーダメモリの一部株式を売却したと発表した。同日、400万株を市場外の相対取引(ブロックトレード)によって、証券会社に対して約130億円で売却した。売却後の保有株式数は1899万9980株で、発行済株式総数に対して19.70%だ。
今回の売却により、日立は連結税引き前利益に約50億円、連結純利益に約30億円の売却益を計上する見込み。また、エルピーダは日立の持分法適用関連会社から外れることになるが、事業面では引き続きビジネスパートナーとして良好な関係を維持していくかまえ。
エルピーダメモリの株式売却については、すでにNECも8月31日に960万株を売却している。大株主2者の売却により、エルピーダメモリの株主順位は、売却前に2位だった日立が筆頭株主となり、同筆頭だったNECが1340万20株(保有比率13.89%)保有する第2位になった。
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