東京証券取引所は10月12日、エルピーダメモリの上場を承認すると発表した。上場市場は未定。11月15日の上場を予定する。資金調達額は1000億円超となる見込みだ。
上場に伴い、同社は新たに2915万株の普通株式を発行する。また、オーバーアロットメントによる売り出しを、270万株を上限に行う。売り出し価格は11月4日に決定するが、想定価格は3400円という。1単元の株式数は100株。
エルピーダメモリは日立製作所とNECが1999年に共同で設立したDRAM専業企業。2003年度の売上高は1004億4100万円、経常損益は254億6000万円の赤字、当期純利益は268万6500万円の赤字となっている。ただし同社では2004年度に業績が黒字転換すると見込んでおり、上場に踏み切ったという。
上場により得た資金は300mmウエハを使った同社工場の拡張投資や新棟の建設投資、3先端DRAMの研究開発投資等の設備投資に充てる予定としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する