Googleは3月15日、「Googleデスクトップ検索」の日本語版(ベータ版)を提供開始した。Googleでウェブ検索する場合と同じように、インターネットに接続することなくユーザーが個々のパソコン内の情報を検索できるというもので、3月7日に米国で発表された英語版「Google Desktop Search 1.0」(正式版)と同じ機能を持っている。
Googleデスクトップ検索で検索できるファイルは、電子メールをはじめ、Microsoft Officeで作成されたファイル、PDF、音楽、画像、ビデオファイルなど。今後も対応ファイルの種類は増える予定だ。また、Googleデスクトップ検索を稼動している間はすべての結果がキャッシュされるため、インターネットに接続していなかったりファイルが削除されたりしていても、過去の情報を表示することができる。同サービスは、Googleのウェブ検索と同じ技術を用いており、「検索速度や検索結果の品質もウェブ検索と同様の快適さだ」(同社)という。
Googleでは、同サービスはプライバシーを考慮して設計されているとしている。ユーザーがデスクトップ検索を使って自分のパソコン内を検索しても、パソコン内の情報がインターネットを介してGoogleに送られることはなく、他のユーザーからアクセスされることもないという。また、特定のファイルやウェブページを検索対象としたくない場合、設定ページに該当ファイルのパス名やURLをあらかじめ入力しておけば検索対象から外すこともできる。
Googleデスクトップ検索は、無償で提供される。Windows XPおよびWindows 2000サービスパック3以上の環境で利用可能。また、500MBのディスクスペース、128MB以上のRAMおよび400MHz以上のPentiumプロセッサを推奨している。
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