グーグルは3月9日、検索ワードの入力を補助する「Googleサジェスト」日本語版(ベータ版)のほかに、もう1つ新しいサービスの日本語版を開始した。それは、ユーザーが指定した検索ワードに新しい検索結果が見つかった時に、自動で電子メールが送信される「Googleアラート」(ベータ版)だ。電子メールの形式は、テキストかHTMLを選択できる。
アラートには、検索の種類が(1)ニュース、(2)ウェブ、(3)ニュース&ウェブの3種類がある。(1)ニュースでは、指定した検索ワードに対して「Googleニュース」で検索結果の上位10件に新規のニュース記事が表示された場合に、また(2)ウェブでは同様に「Googleウェブ検索」で上位20件に新規のウェブページが現れた場合に、それぞれ電子メールが送信される。そして(3)ニュース&ウェブでは、(1)か(2)の場合に送信される。
検索結果を確認する頻度も、(1)1日に1回、(2)1週間に1回、(3)その都度の3種類が選べる。この頻度とは、あくまでもグーグルが新しい検索結果を確認する頻度なので、メールの送信頻度ではない。(1)では、検索結果が毎日1回確認されて、ユーザーは最大1日1通のメールを受信する。(2)では、同様に最大1週間に1通のメールを受信する。また(3)では検索結果が継続的に確認されるので、新しい検索結果があるたびにメールを受信する。新しい検索結果がなければメールは送信されない。
Googleアラートは無料で利用できるが、利用するにはGoogleアカウントが必要だ。新規にアカウントを作成するには2通りの方法がある。まず、Googleアラートのトップページにアクセスし、検索ワードと検索種類、確認頻度、受信したい電子メールアドレスを入力して、「アラートの作成」ボタンをクリックする。すると、入力したメールアドレスに確認メールが送信されるので、本文に書かれているURLをクリックすればアカウントとアラートが作成される。もう1つの方法は、Googleアカウントのページに直接アクセスして必要事項を入力する方法だ。
なお、試してみたところ、ウェブメールサービスの「Gmail」を利用している場合は、新規にアカウントを作成しなくてもGmailのメールアドレスとパスワードですぐに利用できる。
グーグルでは「特定の話題を追跡したり、競合企業の情報をもれなくチェックしたりするなど、ユーザーが関心を持っているあらゆるトピックでアラートを作成できる」としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」