America Onlineは米国時間20日、自社検索サービスの新機能を発表した。これを利用すると、絞り込み検索が簡単に行えるほか、新しい方法で欲しい情報を見つけ出せるようになると同社はいう。
AOLは他にも、複数の企業と提携したことや、オンライン情報と自分のPCに保存された情報の両方を検索できるサービスを計画していることを発表した。さらに同社は地域検索サービスの充実を図り、顧客がどの地域からアクセスしているかを把握できる機能を広告主に提供する予定。
今回発表された新機能は、AOLの契約者用サイトにはすでに搭載されている。また、一般ユーザー向けには24日から提供される予定だ。
AOLは、新しい検索サービスに人々の注目が集まっている今のうちに、自社検索サービスの性能を上げようとしている。MicrosoftのMSNやGoogle、Yahooなども先ごろ、自社の検索サービスを強化している。
AOLは、「AOL Search」でクラスタリング技術を導入した。目的は、関連性のある検索結果をテーマごとに整理し、通常の検索結果リストと並べて表示するためである。
また、検索結果を絞り込むために追加されたのが「AOL SmartBOX」というもの。この機能が追加されたことにより、例えば「eagles」という単語を入力して検索ボタンを押すと、検索結果のページ上部に、音楽バンドの「The Eagles」、アメリカンフットボールチームの「Philadelphia Eagles」、そして鳥の「eagles」というリストが現れるようになった。この3つのカテゴリーの下に、スポンサー付きリンクとヒットしたサイトの表が表示される。
また、今回から「Snapshots」という機能も追加されている。これは、検索結果ページに検索テーマの写真と関連コンテンツへのリンクを表示する機能。例えば、音楽バンドの「The Eagles」の場合、メンバーの小さな写真と、メンバーの経歴、ディスコグラフィーへのリンクが現れ、さらに、このバンドのCDや関連商品を購入できるようになっている。
AOLはまた、ショッピング検索のページも刷新し、カテゴリー、ブランド、価格、店舗、店舗評価などをもとに商品の検索結果を絞り込めるようにした。
また同社は今後、地域検索とデスクトップ検索サービスの提供に力を入れていく予定だ。
AOLは、Copernicとデスクトップ検索技術のライセンス契約を締結した。この契約の下でAOLは、オンライン情報とコンピュータファイルを1カ所から検索できる機能を提供する予定。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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