沖電気工業は8月26日、IPネットワーク対応の構内PHS基地局UF7200IPと、構内専用PHS端末UM7588の販売を同日開始すると発表した。
UF7200IPを導入すると、IPネットワーク経由で構内PHS基地局の直接収容が可能となるため、小規模な事業拠点にも低コストでPHS環境を構築できるという。その結果、基地局が設置されている拠点ならば、ユーザーはどこに移動しても自分のPHS端末を内線電話機として使える。「企業内IPセントレックスによる全社的なコスト削減を実現しつつ、構内PHSの利便性も享受できる」(同社)
UF7200IPは、IEEE 802.3af準拠のほか、同社独自とローカル給電の3種類の給電方式に対応している。G.711無圧縮モード、G.729などの音声圧縮モードにより、IPネットワーク上での音声通話用の帯域確保が可能。さらに、従来型の構内PHS基地局と同じく、PHS同時3通話にも対応している。サイズは幅190×高さ147×厚さ52mmと従来型構内PHS基地局と同一で、重さは約1kg。
一方のUM7588は、ストレートタイプの構内PHS端末。「基本的な構内PHSシステム専用端末として開発されたモデルで、コストパフォーマンスに優れる」(同社)。サイズは幅44×高さ119×厚さ23mm。重さは約82g。
標準価格は、UF7200IPが15万7500円、UM7588がオープン。
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