日立、IP電話中心のソリューションで通信/情報システムを融合

ニューズフロント2004年06月23日 15時19分

 日立製作所は6月23日、IP電話などの通信システムとグループウェアなどの情報システムを融合させるソリューションCommuniMaxの提供を6月25日に開始すると発表した。両システムを連携させたことで、各種機能がワンストップで入手可能となり、企業におけるオフィスコミュニケーション環境の整備、業務の効率化、生産性の向上が実現するという。

 同ソリューションは、各企業に最適なIPテレフォニーシステムの導入を行う「IP電話化ソリューション」、携帯電話やPDAなどを活用する「ユビキタスコミュニケーションソリューション」、情報IP電話技術で工場など現場業務の生産性向上を図る「業種/業務向けソリューション」、テレビ会議やグループウェアとIP電話システムを連携させてオフィス内の生産性向上を図る「オフィスコラボレーションソリューション」で構成される。

 システム連携は、IP電話システム、グループウェアGroupmax、他社製グループウェア、コラボレイティブEビジネスプラットフォームCosminexusなどのあいだで行う。さらに、業務アプリケーションシステムとの連携については、IP電話サーバやソフトフォン上のAPIとしてオープン性の高いJava技術を採用することで、日立グループ内だけではなく、各種業務アプリケーション開発を行うベンダーとも協調していく。

 通信プロトコルはIPv6を採用し、標準装備されているIPsec、プラグ&プレイなどの機能も活用する。

 CommuniMaxに含まれる各ソリューションの概要と提供開始時期は以下の通り。価格はいずれも個別見積もりとする。

【IP電話化ソリューション】

  • 通信、運用管理のコスト削減を実現する。拠点内電話回線のLANへの統合を可能にする。2004年6月25日に提供開始

【ユビキタスコミュニケーションソリューション】

  • ユビキタスアクセスソリューション:無線IP情報端末を利用し、場所や時間を問わず利用可能なコミュニケーション手段を実現する。2004年6月25日に提供開始

【業種/業務向けソリューション】

  • PHSブラウジングソリューション:ホテル、病院、工場などの現場で、場所を問わずデータベース検索や業務連絡送受信などを可能にする。2004年6月25日に提供開始
  • IPコンタクトセンタソリューション:場所に依存しない分散コンタクトセンタ実現によりTCO削減を行う。2004年6月25日に提供開始

【オフィスコラボレーションソリューション】

  • TV会議ソリューション:移動にかかるコストと時間の削減、即時会議開催による意思決定の迅速化を図る。2004年6月25日に提供開始
  • グループウェア連携ソリューション:グループウェアとIP電話の連携でオフィスの業務効率化を実現し知的生産性向上を図る。電子メールやポータルサイトとIP電話の連携を行う。2004年12月に提供開始

日立製作所のプレスリリース

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