沖電気工業とNECは、IP電話普及に向けた教育プログラム「IPTPC VoIP認定技術者資格制度」について、さまざまなレベルの技術者/営業担当者が最新VoIP技術を習得できるよう構成と内容を刷新した。両社が7月26日に明らかにしたもの。新しいプログラムに沿った研修コースは8月下旬に開講する。
IPTPC VoIP認定技術者資格制度は、沖電気が2002年4月に設立したIP電話普及推進センタ(IPTPC)で両社が共同運営する教育プログラム。VoIP技術者の育成を目的とし、営業担当者、SE、工事/保守担当者などを対象とするコースを用意している。2004年4月時点で資格取得者は2000人を超えており、「VoIP/IP電話関連教育の業界標準としての地位を確立しつつある」(両社)。
今回の刷新では、受講者の技術レベルに合わせ学習開始の選択肢を増やすとともに、SIPやセキュリティなどVoIP技術の最新動向を始めとする内容の充実を図った。具体的には、教育プログラムを「VoIPスタートアップ研修」「VoIPベーシック研修」「VoIPアドバイザ研修」「VoIPデザイナ研修」「VoIPコンストラクタ研修」の5コースに再編成した。受講料は3万7800円〜7万1400円。ただし、VoIPコンストラクタ研修は工事/保守担当者向けのコースで、パートナ企業にのみ公開する。
両社は、2004年度末までにVoIP認定技術者資格の取得者数を6000人に増やすことを目指している。
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