Intelは、ノートPC向けプロセッサ「Pentium M」の新バージョンをひっそりと販売し始めており、このチップを採用する一部のPCメーカーがノートPCを値下げする可能性が出てきた。
新製品のPentium M 705は1.5GHzで動作し、1Mバイトのキャシュを搭載する。同プロセッサは、2003年に初めて出荷された「Banias」チップ(開発コード名)をベースに開発されたものだ。DellとHPは、現行のノートPC製品にBaniasベースのチップを採用している。Intel関係者によれば、同社はPCメーカーらの特別注文に応えるためにこのチップを生産するという。
同プロセッサは、モデルナンバーを付記して販売されるノートPC向けプロセッサのなかでも、コストパフォーマンスに優れたモデル。これまで出されたモデルナンバー付きのプロセッサのなかで、最も低速で値段が安いのは、2Mバイトのキャッシュを搭載する1.5GHzのPentium M 715だった。Pentium M 705が登場するまで、モデルナンバー付きのプロセッサはすべて、今年に入って登場したDothanベースのものだったのだ。
Pentium M 705は、おそらくPentium M 715の209ドル(1000個購入時)よりもわずかに安い価格で販売されることになるが、同社関係者は価格設定についてはコメントしてなかった。なお、Pentium M 725チップを採用するDellのノートPC「Inspiron」は、Pentium M 705搭載の同じ製品よりも50ドル高い。Pentium M 725は241ドルと、Pentium M 715よりも32ドル高い値段で販売されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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