インテル、Pentium-Mの低電圧版を3月に発表

 米Intelは、消費電力をおさえたPentium-M(開発コード名Banias)の新製品を2003年3月に発表する。無線モバイル技術の新ブランドCentrinoの製品である。

 Centrinoブランドは、モバイル向けプロセッサとチップセット、無線LAN機能を対象としている。「Centrino製品は全てのノートパソコンをサポートし、デスクトップパソコンから軽量小型ノートパソコンへの移行を可能にする」(Intel)

 同社は動作周波数1.3GHz〜1.6GHzの標準Pentium-Mを近日リリースするとみられているが、それとは別に、消費電力をおさえたPentium-M製品を発表する予定だという。動作周波数900MHzの超低電圧Pentium-Mと動作周波数1.1GHzの低電圧Pentium-Mだ。

 Intelによると、Pentium-Mシリーズは、Pentium III-MチップとPentium 4-Mチップに比べ、より性能が高く、消費電力が少なくて済むという。

 パソコンの小型化に伴い、低消費電力が課題となっている。そこでIntelは、低電圧と超低電圧Pentium-Mを、約1.4kg以下のノートパソコンやタブレットPCなど小型化が進むモバイル向けに開発した。「ノートパソコンの性能を高め、バッテリー寿命の延長を実現する」(Intel)

 バッテリー寿命は、「Pentium-Mシリーズを搭載した場合、パソコンの種類とチップのバージョンにもよるが、1時間以上の延長が期待できる」(Intel)としている。重さ約2.7kgのノートパソコンなら、1回の充電で約6時間使用できる計算だ。Pentium III-Mを搭載したタブレットPCの連続駆動時間は3時間だが、Pentium-Mなら約4時間となる。

 なお、新しい低消費電力のPentium-Mの価格は、Pentium III-Mより高額にはならないとの見方が強い。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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