NTTドコモは3月31日、同社の第3世代携帯電話であるFOMAの契約数が3月30日に300万件を突破したと発表した。FOMAは2003年9月30日に100万契約を突破。その後2004年1月29日に200万件を突破しており、順調に契約数を伸ばしている。
ドコモでは2001年10月1日にFOMAサービスを開始。しかし、通信エリアが限定されていたことや端末の重さ、連続待受時間の短さなどがネックとなり、普及に時間がかかっていた。
2月に販売を開始した900iシリーズでは、この状況を打破するべく、iアプリの大容量化や着信時に音楽や映像を流す着モーション、HTMLメールのデコメールなどの新機能を搭載。待受時間も400時間程度と大幅に伸ばした。通話エリアの拡大も進めており、3月末までに全国の人口カバー率が約99%になるほか、2004年前半までには営団地下鉄の全駅で利用できるようにする。
ドコモでは5月1日から「パケットパック」の定額通信料を値下げするほか、6月1日からはFOMAのiモードパケット通信において定額制の「パケ・ホーダイ」を導入するなど、料金プランの拡充によって今後さらなるFOMAの普及を図る方針だ。
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