NTTドコモは3月3日、FOMA F900iにおいてメールの自動受信ができなくなる障害を発表した。現在修正ソフトウェアを開発中で、3月上旬より遠隔ダウンロードによるソフト更新で解消させる予定だ。
今回の障害では、特定の条件下でメールの自動受信が不可能になる。その条件は3つあり、(1)サービスエリア内で電源を入れ、ディスプレイに「待受画面」が表示される前に端末を折りたたんだ場合、(2)サービスエリア内で端末が折りたたまれたまま「自動電源ON設定」により電源が入った場合、(3)サービスエリア外で電源を入れ、サービスエリア内への移動時に端末が折りたたんだ状態だった場合。
NTTドコモでは修正ソフトの配布までの回避策として、携帯電話の電源ボタンを1秒以上押し、ディスプレイに「ウェイクアップ画面」に続き「待受画面」が表示されるまで待ち、アンテナマークが表示されるのを確認することを推奨している。「圏外」の表示が出た場合は、サービスエリア内に移動後に同上の操作方法で電源を入れるように要請している。また、「自動電源ON機能」をオフにするようにも呼びかけている。
NTTドコモによれば、F900iは2月6日にドコモ中央から順次販売が開始された機種。2月末時点で6万8000台が販売されている。ソフトウェアの更新が済んだ携帯電話の準備が整うまでの間、F900iの販売を一時見合わせる方針で、販売再開は3月上旬中としている。
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