BrainShare 2004で2回目となる基調講演で、Chris Stoneが再び登場し、昨年約束した「4000名以上の登録ユーザーの確保」「200以上のオープンソースプロジェクトの推進」「70名以上のSUSE公認技術者の確保」が実行されたことを報告した。
続いて、Novellにとっての大切なパートナーとなるIBMとHPが紹介され、Novellとの提携の内容と今後のLinuxビジネスの戦略について講演が行われた。
まず最初に壇上に立ったのは、IBMのJim Stallings。
「NovellとIBMの関係は、現在大きく成長している。IBMがSUSE Linux搭載のサーバを販売することは発表しているが、SUSE LINUX Enterprise Serverも当社の全サーバ機種へ搭載する可能性がある。」
Jim Stallingsは、IBMがNovellとの提携をより具体的にする方向性を示した。
講演後、各製品のデモが行われ、「Nsure Identity Manager 2」「exteNd 5」「SUSE LINUX Enterprise Server」「ZEN works & Red Carpet Enterprise」など、今回新しくリリースがあった製品を紹介した。
続いて壇上に上ったのは、HPのMartin Fink。HPとNovellが提携するLinuxビジネスについて講演した。
「HPは現在、デスクトップからデータセンターまで、単独でLinuxソリューションを提供している。NovellとHPは、革新的なテクノロジーで低価格なプラットフォームの実現を目指し、全顧客に対して、私たちの実績をすべてつぎ込むことを公約します」
また、Linuxオープンソース+HP+Novellが成功への道筋だと、静かにしかし力強く語った。Martin Finkは、LinuxビジネスをはじめとするIT投資に関して、「実際に大切なのは、自信を持って製品やソリューションを提供できること、End to Endのソリューションを実現すること、そしてROI(投資回収率)をすばやく改善できる環境を提供することである。」と語った。
最後にChris Stoneは、このように講演を締めくくった。
「わがパートナーの自信と実績によって、皆様も確信されたことと思います。これからはオープンソースの時代です」
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