報道によると、米Yahooが検索技術をめぐって何か新しいことを始めた可能性があるという。
Yahooが検索関係の新プロジェクト2件(開発コードネームは「Fast Break」と「Curveball」)に着手したと、Re/codeのKara Swisher氏が伝えている。どちらのプロジェクトも具体的な内容はほとんど分かっていないが、Yahooを検索サービスの中核であるアルゴリズム検索と検索広告に回帰させるものだという。
報道によると、2件のプロジェクトはYahooの最優先事項とされる。どちらも3〜4カ月の期間が設定され、検索の責任者であるLaurie Mann氏、モバイルのトップであるAdam Cahan氏、プラットフォーム担当シニアバイスプレジデントのJay Rossiter氏など、同社のトップクラスの幹部が加わっているようだ。Cahan氏の参加はかなりモバイル寄りのプロジェクトだということを示唆するが、驚くにはあたらない。最高経営責任者(CEO)であるMarissa Mayer氏の下で、Yahooはモバイル分野を強力に推進してきている。
現在、YahooはMicrosoftと結んだ10年間の提携の中にあり、ユーザーエクスペリエンスは今もYahooがコントロールしているが、検索事業のバックエンドはBingによって提供されている。ただ、この提携では、売り上げと業績の期待に基づく「抜け道」のようなものが組み込まれており、両社いずれもがそれを利用できる。提携によって売り上げの31%がYahooに入り、これはけっして少ない額ではないが、Mayer氏は不満を示してきた。今のところ、Yahooはこの取り決めを解消できてはいない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス