TwitterとIBMが特許で争う必要はなくなった。
IBMは米国時間1月31日、同社が保有する900件を超える特許をTwitterに譲渡することで12月にTwitterと合意したことを発表した。両社はまた、特許のクロスライセンス契約も締結したが、この合意に関する詳細は公開されていない。
今回の合意の約1か月前にTwitterは、同社がIBM保有の特許3件を侵害しているとの申し立てがIBMからあったことを公表していた。これらの特許は、広告表示、「リソースロケーター」、連絡先検索に関するもの。IBMは申し立ての際に、裁判所の外で事態を収拾させたいという意向をしており、今回それが実現したようだ。
Twitterが特許を購入したことで、同社は将来の特許侵害訴訟のリスクから自らを守ることができる可能性がある。Twitterは2013年、「複数の知的財産権訴訟に巻き込まれている」ことを認め、向こう数年間にさらなる訴訟が見込まれると付け加えていた。IBMから新たに取得した特許ポートフォリオは、Twitterがこうした訴訟の一部を回避するのに役立つかもしれない。
両社による合意の金銭的な条件は公表されていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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